小道具であるラインカッターはメンテ次第で長く使用できる最高の相棒
がまかつラインカッター新調
釣具店でラインカッターのコーナーを見てみると様々なメーカーから出されているラインカッター。ラインカッターと一言で言っても種類も色々とあります。ハサミタイプや爪切りタイプ、ライタータイプと3種類ぐらいあります。そんな中、今回選び抜いたのは【がまかつラインカッター直刃GM-1494】にしました。
ハサミ型タイプ
このタイプを使用していた事もあります。一般的なハサミと同じような形状をしていまして、中には歯の部分が収納出来るものなどもあります。安全面で考えると歯が出ているものより収納出来る物の方が良く思いますが、そこは使用環境により変わってきます。例えばベストに取り付けたりポケットにしまうのであれば収納タイプ、タックルボックスに入れておけるのであれば問題ないかもしれません。
PEラインをカットするのにはハサミ型タイプが向いていることが多いと思います。
爪切り型タイプ
これは爪切りと同じような形状をしています。サイズも凄くコンパクトになっていますし歯の形状も内側に向いていますのでベストに取り付けたりポケットにしまっていても安全性が高く思います。ただし先程のハサミ型タイプと違いPEラインの切断には不向きな物が多いです。
フロロカーボンラインやナイロンラインの切断に適していると思います。
ライター型タイプ
これはライターと同じ構造です。これはフロロカーボンラインやナイロンライン、PEライン共に号数の大きい太いラインでも問題なく使用出来ます。ただしライターですのでガスの残量には気をつけなければいけません。
なぜ爪切り型タイプにしたのか
私の使用環境ではPEラインを使用する事がありませんし普段からベストやポーチに取り付けて使用してますので小型で安全な爪切りタイプにしました。今回新調しました【がまかつラインカッター】の以前も爪切り型タイプを使用してましたので使い勝手も変わらない方が良いという考えです。
この爪切り型タイプにも【直刃】と【斜刃】があり歯の形状が横になっているか斜めになっているかの違いで、これは好みの方を選んでもらって良いと思います。
これまで使用していたラインカッター
今までの物は【黒鯛工房 爪切り型タイプ直刃】です。このラインカッターはピンオンリールに付属で付いていた物ですが気に入って使用していました。このラインカッターも長く使用してまして今までも、これからも問題なく使用出来ます。サイズ感も小ぶりでシンプルな形状で非常に使いやすいです。
切れ味の悪くなる原因
ラインカッターも100円、500円、1000円の物など様々ありますがラインを切るという事だけに着目すると、正直初期性能に然程違いは無いでしょう。好きなメーカーや形状などで選んでもらって良いと思います。ただ使用していると段々と切れ味が落ちてくるのは必然です。
しかしラインを少し切る程度なので、切れ味が悪くても切れない事はないので少し引きちぎるようにして、そのまま使用し続けてしまいます。私はよくあるのですが針など交換する際にラインだけ切るのではなく針のチモト部分をゴリゴリしてしまったり等そういう事が切れ味の悪くなる原因です…。それだけではありませんが使用しているうちに歯が悪くなってきます。
1分で切れ味復活
切れ味が悪くなってきた際のメンテナンスは様々あると思いますが。私がやっている極々簡単な方法をお伝えします。これはあくまで我流ですので施工は自己責任でお願い致します。
先ず歯を整えるのですが、それには私は【ベルモント CDフックシャープナーMP-125】を使用してます。
これがなければ耐水ペーパーの#800か#1000でも代用できますので平らな場所で行ってください。
まず歯の部分をある程度整える為にダイヤモンド粒子の面でラインカッターの歯を閉じ軽く削っていきます。この時に削り過ぎないように気を付けます。結構削れますので…。手と目でシッカリ確認しながら行ってください。
手で触って歯の部分のバリやアタリが取れていましたらOKです。次はシャープナーを反対側にしセラミックの方で最終仕上げを行っていきます。この工程も歯面を整える程度ですのでやり過ぎは厳禁です。ラインカッターの歯は閉じて行います。
整えましたら歯面を光に当てて見て歯と歯の合わせ面が綺麗に合っているか確認しラインの試し切りを行い完了です。
作業的には1分程で終わりますので簡単に出来ます。これをするだけで切れ味が新品の時の様に戻りますので是非やってみる価値はあると思います。
味のある道具
無茶な使用をしなければ長く使用出来るラインカッター。しかも、このようにメンテナンスを行ってやれば数年〜数十年使用出来ますので1つ持っていれば、かなり長い付き合いの出来る道具になります。そうする事で道具自体に愛着も湧きラインカッターの外装は傷だらけになっても、それが良い味になると思います。
道具としては小さい小道具ですが大切に使う事でどれも自分にとっては良い相棒と呼べると思います。